古来より日本には伝説的な生物が多いですが、中でも力を持っていて神とも妖怪とも呼ばれたのが天狗でした。
山伏の姿をして、真っ赤な顔に高い鼻をした姿は誰もが知る存在です。
天狗とはスピリチュアルな存在ですが、天狗のご利益とはどんなものでどう受け取ったら良いのか、今回はその辺を明らかにして参ります。
「天狗」のスピリチュアルでの象徴や意味
元来天狗とは中国や日本では空を飛翔する流れ星を意味しており、それが現れると凶事を知らせると言い伝えられていました。
奈良時代以降には、世の中で起きる怪異とは山の神である天狗の仕業と言われ始め、古代の猿田彦大神や伎楽の治道面(ちどうめん)の赤い顔に高い鼻の姿や、修験道の修行者の姿と組み合わさり現在のような天狗像ができました。
天狗は神通力を備え、空を飛び、喜怒哀楽が激しくも、常に清浄を心がける存在とされます。
天狗は神霊であるため、人に憑いて力をもたらすとも言われる存在です。
そして天狗に祈願することで願いが叶えられたり、厄除けや幸福を得られ、天狗の優れた力を身につけられると言われて来ました。
「天狗」のスピリチュアルメッセージ
もしあなたが心から天狗と縁を持ちたいと思うなら、「願いを叶えるよ」「厄除けと幸福をもたらすよ」「天狗の力を授けるよ」という天狗のメッセージです。
ぜひ天狗と縁を繋いでみてください。
「天狗」のスピリチュアル的な解釈
実際に天狗の力に近づいたり、ご利益を得るための方法がむかしからありました。
すぐに効果を得られる簡単なできることもあるので、試してみてください。
「天狗」いい意味での解釈
もし天狗の力を身に付けるのなら、古来より修験道の厳しい修行をこなす必要があると言われてきました。
それは修験者となって山々に入山し、神霊を感じ取り拝み、山の食べ物のみで過ごす木食行を続け、滝行をしたり、高い峰々に登頂をしたりということです。
もし実行すれば空を飛ぶのは無理でも、精神の鍛錬となり、スピリチュアルな能力は開花するかもしれません。
また霊峰には天狗がいると言われるので、お出かけして願いを届けてみると良いです。
日本三大天狗の高尾山、鞍馬山、迦葉山などの名所があります。
天狗のお守りを身につければ、ご利益が身につくでしょう。
また天狗の御札やお面を部屋に飾ることで、邪気を祓う力が大きくなります。
「天狗」悪い意味での解釈
「天狗になる」とのことわざがある通り、天狗の力が付いた人は高慢となったり自己中心的になりがちだと言うので気を付けてください。
まとめ
鼻の高い天狗とは、願いを叶えたり厄除けや幸福をもたらすありがたい神さまでした。
山に入って修行をすれば天狗が付いたり、その力に近づけるかもしれません。
休日には、天狗の名所にお出かけしてみては如何でしょうか。
