人生は苦労ばかりで何も思い通りならないものですが、これを仏教では一切皆苦と呼びます。
しかし無の境地に至ることができれば、運命は大きく変貌するでしょう。
無の境地とは一体どんなことなのか、どんなスピリチュアルな効果があるのか、その辺を詳しくご紹介します。
「無の境地」のスピリチュアルでの象徴や意味
人生は死や病、恨みや別れなどの、四苦八苦が必ずついて回るものです。
次から次に物事や欲望に執着することで、新たな苦しみが無限に生み出されることになります。
そうした辛苦や悪意や執着などは煩悩と呼ばれ、仏教ではそれを消して安らぎを得ることがテーマの1つです。
仏教用語でこれを涅槃(ねはん)や解脱と呼び、これが悟りの境地、無の境地に繋がって行きます。
修行により無の境地に達すると、平凡な自我や意識を超越した存在となり、四苦八苦などの煩悩に悩まされずに能力を発揮できる人になれるとのことです。
ただ多くの一般人は無の境地を知らず、知ってもたどり着くことができず、実現するには人生をかけた長い年月の修行が不可欠であるとされています。
「無の境地」のスピリチュアルメッセージ
もしあなたが無の境地にたどり着きたいなら、「煩悩に苦しむ日常から開放されるよ」とか「能力を発揮することができるよ」というメッセージです。
修行を始めてみるのが良いでしょう。
「無の境地」のスピリチュアル的な解釈
とは言っても無の境地に到達するためには、長い修業が不可欠であり簡単に実現できません。
日々必要な修行や心がけをこなしていくことが大切です。
「無の境地」いい意味での解釈
日常の中に、心を無にする時間を作ってみると良いです。
座禅をして瞑想をし、リラックスして煩悩を無にする必要があります。
何か悪意を受けたりと不都合があっても瞑想をして無の境地に向かえば、精神を安定できるでしょう。
また心の浄化をして無の境地に達するなら、煩悩の断捨離を考えてみてください。
日々何か贅沢したり、他人や物事に執着する気持ちを止め、家の不要な物は捨て去ってみることです。
仏教では八正道という考えがあり、正しい考えをしたり悪意を持たず努力するなどが大切だと教えています。
八正道を日々実践すると、四苦八苦を感じない無の境地にたどり着けるかもしれません。
また苦しみを伴う滝行や運動による修行をするならば、さらに無の境地を盤石なものとするのに役立つとされています。
「無の境地」悪い意味での解釈
もし無の境地へとたどり着くための修行をしたい気持ちが湧かないなら、人生で煩悩を消すことはできないでしょう。
また無の境地に至る修行を続けられないことも同様です。
まとめ
無の境地とは煩悩を消し去り、己の辛苦をなくして能力を開花することに結びついていました。
そこにたどり着くには、人生を賭けた修行が必要になっています。
しかし自分にできる心がけから、実践していくのもおすすめです。
