「かまいたち(鎌鼬)」とは、意識しないうちに身体に傷が付いている現象です。
気付かぬうちに傷つき、痛みもないという不思議な現象とされます。
ここでは、「かまいたち」のスピリチュアルな意味や、向き合い方について、詳しく解説していきます。
「かまいたち」のスピリチュアルでの象徴や意味
妖怪としての「かまいたち」は、一説では3匹のイタチが組になったもので、1番目が人を倒し、2番目が傷を付け、3番目が薬を塗る、とされます。
現実的には、強風で鋭利な砂がぶつかった、あかぎれによるひび割れ、ススキなどの茅類の葉に引っかかった場合などが考えられています。
スピリチュアル的には、このような傷は、禊ぎとしての作用があります。
意識していなかった穢れや悩みの存在と、それが浄化されたという顕れです。
他に、立ち入るべきではない場所のため、土地に住むものが警告している場合があります。
「かまいたち」のスピリチュアルメッセージ
「かまいたち」による傷に気付いた時の、傷の状態や感情にメッセージは顕れます。
実際に傷が出来る場合の他、妖怪として知る場合も当てはまります。
一方、単に名前だけを取ったものは、関係ありません。
「かまいたち」のスピリチュアル的な解釈
「かまいたち」のスピリチュアル的な解釈は次の通りです。
「かまいたち」いい意味での解釈
「かまいたち」による傷に気付いた時、その傷の大きさの割には痛みも出血も少ない、驚きと興味深さの気持ちが大きい、その後長引かずに治る、何となくスッキリした気分、肩の荷が下りた感覚、などがあれば良い意味です。
「かまいたち」が浄化として働き、あなたの穢れや意識していないトラウマなどを、切り払ってくれた状態です。
魂の修行が進み、運命のステージが上がった事で、それらの穢れが剥がれ落ちたという場合もあります。
今後は運気がより上向くでしょう。
「かまいたち」悪い意味での解釈
「かまいたち」による傷に気づき、痛みや出血がある、その後化膿する、何が起きたのか分からないという恐怖、不安などがあれば、悪い意味です。
あなたの穢れやトラウマは、意識しているより大きく、あなたの魂を濁らせています。
「かまいたち」により、浄化が試みられましたが、まだ完全ではありません。
このような時は、自分を見つめ直し、心を苛むものを取り除きましょう。
対処出来ないものだとしても、認識するだけで受け止めるパワーになります。
一方、山道などで「かまいたち」の傷が出来、不安が大きい場合、先に進むなというメッセージです。
引き返す、ルートを変更する、休んで力を蓄えるなど、危険回避のための行動を取りましょう。
まとめ
「かまいたち」は、意識していない穢れやトラウマの浄化を意味します。
良い意味としては、浄化が適切に働いた、または、運命のステージが上がったという顕れです。
悪い意味としては、「かまいたち」だけで浄化が完了していない状態です。
このような時は、自分を見つめ直し、穢れの原因を取り除きましょう。
それが難しくても、認識するだけでも受け止めるパワーになります。
