誰もが知っている仏教の経典に、南無妙法蓮華経(なむみょうほうれんげきょう)というものがあります。
これは日本の飛鳥時代にはすでに存在していた法華経であり、唱えると苦難を乗り越え釈迦の功徳を得ると言います。
法華経の意味、そしてその活用方法について解説します。
「南無妙法蓮華経」のスピリチュアルでの象徴や意味
南妙法蓮華経(法華経)とは、直訳すると「わたしは法華経の教えに帰依します」という意味があり、五字七字の題目と呼ばれているものです。
法華経を唱えることによって仏教の理解が進み、誰でも成仏できるとされています。
また法華経によって人が持つ苦悩を解消することができ、釈迦の功徳を得ることができると信じられて来ました。
苦悩を法華経が日本で最初に登場したのは、飛鳥時代に聖徳太子が記した「法華義疏」です。
聖武天皇などむかしの諸天皇も法華経を重視していましたが、この南妙法蓮華経という題目を広めたのが、日蓮宗の開祖である日蓮でした。
戦国時代には多くの武将が贖罪や平和の祈願を目的として唱えていたといいます。
「南無妙法蓮華経」のスピリチュアルメッセージ
もしあなたが南妙法蓮華経にすがりたくなったら、「人生の苦悩が解消されることになるよ」「釈迦のご功徳を得られるようになるよ」というメッセージです。
日々法華経を取り入れてみると良いかも知れません。
「南無妙法蓮華経」のスピリチュアル的な解釈
基本的に法華経を唱えていくことで効果を得ることになりますが、その正しい作法が存在しています。
正しく唱えることができるほどに、ご利益が大きくなるとのことです。
「南無妙法蓮華経」いい意味での解釈
毎日のように南妙法蓮華経を唱えることで、その苦難を乗り越え釈迦の力を得ることになります。
朝起きて法華経を3回唱えることは基本です。
食事前後にも唱えたり、時間があれば法華経を唱え続ける時間を作っても良いでしょう。
また法華経の修行としては、道場観、勧請、開経偈(かいきょうげ)をあわせることで、心の清浄や御神徳を得ることが実現すると言われるので試してみると良いです。
法華経を書いた護符や霊符を手に入れたら、そのご利益を享受しやすくなるかもしれません。
そして山梨県の身延町にある日蓮宗の総本山、身延山久遠寺にお参りにお出かけするのもおすすめです。
久遠寺で法華経を唱えることで、法華経のもつ意味を理解したり、大きな功徳を得ることになるので実現してみると良いでしょう。
「南無妙法蓮華経」悪い意味での解釈
もし日々南妙法蓮華経を唱えていても、苦悩の根本原因の解決に取り組まなければ、望ましい結果は得られないことにもなります。
解決に取り組む姿勢が重要です。
まとめ
むかしから信奉されてきた南無妙法蓮華経は、人々の苦難を取り除き、釈迦の功徳を得られる方法なのでした。
題目を日々唱えたり、修行に活用することで良い結果が得られそうです。
日蓮宗を信仰するかはともかく、まずは法華経を日々に取り入れてみてはいかがでしょうか。
