スピリチュアルの考え方では、魂は転生しつつ永続的に存在する事になります。
この時、今生を基準として、前世を含めた過去が「過去生」、来世を含めた未来が「未来生」です。
ここでは、「過去生」のスピリチュアルな意味や、向き合い方について、詳しく解説していきます。
「過去生」のスピリチュアルでの象徴や意味
転生した時、肉体は新たなものとなり、脳も新しくなります。
当然、記憶はリセットされる訳ですが、魂は変わりません。
魂に刻まれたものは、記憶としては残りませんが、心の奥底の感覚として判断に影響を与え、生きるべき運命のステージも変わってきます。
つまり、「過去生」にどのように魂を磨いたかが、今生や未来生の魂の在り方や運命に影響を与えるのです。
「過去生」のスピリチュアルメッセージ
「過去生」を意識したり、それに繋がる事物に触れた時の感情にメッセージは顕れます。
今の人生は、「過去生」の影響を受けるため、丸ごとメッセージでもあります。
「過去生」のスピリチュアル的な解釈
「過去生」のスピリチュアル的な解釈は次の通りです。
「過去生」いい意味での解釈
「過去生」を意識した時、今の行動や価値観に何となく納得出来る、デジャヴなどの感覚を覚え温かな気分になる、今関わる人達と強く深い縁を感じる、といった場合は良い意味です。
良い「過去生」を過ごし、魂が磨かれた状態です。
「過去生」で結んだ縁、接した物とも、良好な関係だったと考えられます。
感性を鈍らせず、良いと感じるものを続ける事で、あなたの魂の修行は一層進んでいくでしょう。
「過去生」悪い意味での解釈
「過去生」を意識した時、今の自分が本当ではないと感じる、今生は本来いるべき場所ではない、「過去世」に戻りたいまたは未来世に早く行きたい、「過去生」の記憶がしばしば浮かぶ、といった場合はあまり良い意味ではありません。
大原則として、「過去生」の記憶は残りません。
あなたが「過去生」と認識しているものは、多くの場合、「そうであって欲しい」という期待です。
過ぎ去った「過去生」として惜しむのではなく、今生で実現させる目標と考えましょう。
今生中には無理と思うかも知れませんが、魂の求める目標は、必ず未来世に引き継がれます。
まとめ
「過去生」は、輪廻転生する魂が、過去に体験した一生で、今生や未来生に連なるものです。
良い「過去生」を過ごし、良い縁も結ばれていたなら、有意義な今生によって更に魂の修行は進んでいくでしょう。
一方、良い「過去生」だったという記憶が浮かび、今生が嫌になっている場合は、あまり良い意味ではありません。
「過去生」の記憶と惜しむより、今後目指す目標とする事で、改善されていくでしょう。
