奈良の金剛山のふもとに行けば、賀茂氏の氏神である高鴨神社が鎮座しています。
祭祀場としての歴史は縄文時代からあったとされており、全国の賀茂神社の総本社で、上鴨社とも呼ばれるところです。
神をも蘇らせるというパワースポット、高鴨神社のスピリチュアルな魅力をお伝えします。
「高鴨神社」のスピリチュアルでの象徴や意味
室町時代に再建された本殿では、阿遅志貴高日子根命(あじしきたかひこねのみこと)を祀っています。
この神さまは別名で迦毛之大神(かものおおかみ)とも呼ばれており、蘇りの神であるとか、復活の神、再生の神とされて来ました。
死んだ神すら蘇らせるほどの霊験があると言い、平安時代には疫病を平定させるために祈願され、楠木正成も信仰した記録が残っています。
拝むことで病気平癒のご利益が大きいとのことです。
また高鴨神社は神武天皇を正しい方に導いた八咫烏の拠点でもありました。
そのため人生で失敗したとしても成功に導かれ、正しい方向を定めてくれる神さまであるとのことです。
また安産の神である下照比売命(したてるひめのみこと)など多数の神々を祀るので、様々な願いを叶えてくれる神社となっています。
「高鴨神社」のスピリチュアルメッセージ
もしあなたが高鴨神社に参拝したい気持ちになったら、「病気が治って幸せになれるよ」とか「人生を正しい方に導くよ」という神さまからのメッセージです。
お早めに参拝を実現してみてください。
「高鴨神社」のスピリチュアル的な解釈
高鴨神社にお出かけすると、儀式や摂末社の参拝など、様々な方法でご利益を受け取ることができます。
訪れるならどんなご利益を受けるのか、予め決めて置くと良いです。
「高鴨神社」いい意味での解釈
まず入り口前の祓戸神社にお参りすることで、邪気を払ってから社殿に向かうのが良いです。
拝殿前には人形(ひとがた)という紙があり、これに名前と生年月日を書いて息をかけると罪穢れが移り、大祓いの儀で清められることになるので試してみてください。
高鴨神社では神主が神さまに願いを届ける祝詞の儀式もしてくれるので、願いが強いならばお願いしてみると良いです。
東神社は天照大神や天児屋命(あめのこやねのみこと)を祀るところで、成功と諸願成就をもたらすと言われるので、ぜひ拝んでみてください。
西神社に拝めば交通安全や金運が得られることが期待できます。
また境内には多数の末社があるので、いま必要なご利益を受け取ることができるのも魅力です。
「高鴨神社」悪い意味での解釈
幾多の神さまが集まる境内は神気が強いので、好転反応の体調不良には気をつけてください。
また神格を知らねばご利益も少ないので、どんな神さまなのか良く知ってから訪ると良いです。
まとめ
長い歴史をもつ高鴨神社は、神さますら蘇るパワースポットでした。
境内には「葛城の道歴史文化館」があって、蕎麦店「そば小舎」では鴨汁そばがいただける楽しみもあります。
また春には名物で縁起物のさくら草を手に入れることもできるので、観光の目的地にしてみると良いでしょう。
