「とげぬき地蔵」は、病気などの苦しみを、トゲを抜くように除いてくれるという御利益がある地蔵です。
巣鴨の高岩寺が特に有名でしょう。
ここでは、「とげぬき地蔵」のスピリチュアルな意味や、向き合い方について、詳しく解説していきます。
「とげぬき地蔵」のスピリチュアルでの象徴や意味
地蔵は、仏教の菩薩の1人で、地蔵菩薩が正式名です。
釈迦の入滅から弥勒菩薩が仏になるまでの間、人々を救済するため、敢えて仏にならず菩薩の段階で現世に留まっている存在とされます。
三界六道あらゆるところで分け隔て無く苦しみから魂を救う、無限の大慈悲を持つ存在です。
巣鴨の「とげぬき地蔵」では、病気の妻のため、快癒を願った又四郎という男にもたらされた霊印が本尊となっています。
この姿を写し取った紙にも霊験があり、針を誤嚥した人に飲ませたところ、針が地蔵を貫いた形で口から出て来たと言われています。
「とげぬき地蔵」のスピリチュアルメッセージ
「とげぬき地蔵」へ参拝する時の感情や動機、その時の天気、行く道の出来事などにメッセージは顕れます。
実際に参拝する以外に、夢に出る、御影などに接する、何となく気になるといった場合もメッセージです。
「とげぬき地蔵」のスピリチュアル的な解釈
「とげぬき地蔵」のスピリチュアル的な解釈は次の通りです。
「とげぬき地蔵」いい意味での解釈
「とげぬき地蔵」に接した時、迷わずに辿り着ける、他の所に行こうとしていたのに迷って辿り着く、温かみ、ホッとする感じ、肩が軽くなる、引っかかっていたものが取れた感覚、などがあれば良い意味です。
「とげぬき地蔵」があなたの苦しみを除いてくれたという顕れです。
直面していた苦しみの場合もあれば、近々訪れる筈だったものが除かれる事もあります。
病気などをそのまま治してくれる訳ではありませんが、あなたの運命の流れは、苦しみの少ない方へ修正されています。
「とげぬき地蔵」悪い意味での解釈
「とげぬき地蔵」に接した時、特に何の感覚もない、来るだけ無駄、地蔵にわざわざ参拝する意味が分からない、といった場合はあまり良い意味ではありません。
地蔵は祟るような神格ではありませんから、悪い事が起きる事はなく、あなたが苦しんでいるなら助けてくれます。
ですが、あなたに自覚がないと、これを自力で乗り越えたと勘違いし、過信する恐れがあります。
ある程度、畏怖の念を持って行動した方が、大きな失敗は避けられるでしょう。
まとめ
「とげぬき地蔵」は、巣鴨の高岩寺のものがよく知られます。
良い意味としては、苦しみが除かれ、運命が苦しみの少ない方に導かれた状態です。
悪い意味としては、加護を受けながら、それに気付けず、自分の力と過信した状態です。
ある程度の畏怖の念は持った方が、大きな失敗を避けられるでしょう。
