「曼珠沙華(マンジュシャゲ)」は、「彼岸花(ヒガンバナ)」とも呼ばれる、ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草です。
赤い小花が放射状に付く、繊細で神秘的な花ですが、スピリチュアル的にはどのような意味があるのでしょう。
ここでは、「曼珠沙華」のスピリチュアルな意味や、向き合い方について、詳しく解説していきます。
「曼珠沙華」のスピリチュアルでの象徴や意味
「曼珠沙華」は、釈迦が法華経を説かれた時に、天から降った花の1つとされ、天上の花としての神聖さを象徴します。
一方、植物としての「曼珠沙華」は、有毒の性質や地上部分が枯れて花だけが突然咲く様子などから、彼岸や天上に至る過程である、死のイメージも持たれています。
実用面から言えば、毒が畑にモグラなどを近づけず、毒抜きすれば飢饉の時に救荒食となる、人の命を繋ぐ花です。
他に、日本の「曼珠沙華」に限っては、種を作らず、全てが人によって植えられたという経緯から、愛情と不妊の意味にもなります。
「曼珠沙華」のスピリチュアルメッセージ
「曼珠沙華」と接した時の感情にメッセージは顕れます。
生花に限らず、絵や写真でもメッセージです。
西洋品種である「リコリス」については、厳密には別種ですが、あなたが「曼珠沙華」と認識したなら当てはまります。
「曼珠沙華」のスピリチュアル的な解釈
「曼珠沙華」のスピリチュアル的な解釈は次の通りです。
「曼珠沙華」いい意味での解釈
「曼珠沙華」と接した時、美しいと感じる、清浄な空気、身体が軽くなる感じ、誰かの事を思い出す、過去にも見た記憶、などがあれば良い意味です。
聖なる花としてのパワーを受け取っており、その毒も悪いものを遠ざけます。
毎年の開花サイクルを把握しているなら、気の循環への感受性が高まっている状態で、運命は無理なく良い方向に流れるでしょう。
「曼珠沙華」悪い意味での解釈
「曼珠沙華」を見た時、強い死のイメージ、ぞっとする感じ、赤さが血の色に見える、地中に引きずり込まれる感じ、絶望的で悲しい気持ちなどがあれば、悪い意味です。
俗説的に付いたイメージが肥大化しており、「曼珠沙華」本来の姿が見えていません。
感受性が低下した状態であり、良い運気を掴みにくくなっています。
このような時は、「曼珠沙華」から少し距離を取り、風景の一つとして眺め、大地から天に至る気の流れを意識しましょう。
世界に調和する「曼珠沙華」の認識は、あなたの感性を取り戻してくれるでしょう。
まとめ
「曼珠沙華」は、聖花としての性質と、毒草としての性質が混在しています。
聖花としてのパワーが得られ、感受性が高まりますが、悪いイメージが先行して気付けない事もあります。
このような時は、風景の1つとして認識する事で、気の流れへの感受性が取り戻せるでしょう。
