何らかの理由で、多くの妖怪が顕れ徘徊する、「百鬼夜行」は恐ろしいものとして言い伝えられています。
ここでは、「百鬼夜行」のスピリチュアルな意味や、向き合い方について、詳しく解説していきます。
「百鬼夜行」のスピリチュアルでの象徴や意味
「百鬼夜行」は、平安時代から室町時代頃に、仏教の説話の文脈で語られる事が多かったものです。
妖怪とは、人の様々な悪いものを反映しており、これを仏の功徳が追い払ってくれるのです。
一方、絵巻などに描かれる「百鬼夜行」の妖怪は、楽しげであり、親しみを感じる事もあります。
これはおかしい事ではなく、人を反映したのであれば、そこに好ましさも含まれるのです。
すなわち、「百鬼夜行」はあなたの、自分や人に対する見方がそのまま写り込みます。
尚、「出会うと死ぬ」という話がありますが、即死させる程強い呪いなら話は伝わらないため、噂話の類と考えるべきでしょう。
「百鬼夜行」のスピリチュアルメッセージ
「百鬼夜行」に接した時の感情にメッセージは顕れます。
現実に遭遇する場合の他、絵や物語、夢に顕れる場合もあります。
ハロウィンの仮装行列も、本質的には同じものですが、土地と引き離されているため性質は変化しています。
「百鬼夜行」のスピリチュアル的な解釈
「百鬼夜行」のスピリチュアル的な解釈は次の通りです。
「百鬼夜行」いい意味での解釈
「百鬼夜行」に接した時、それぞれの妖怪に何となく愛嬌がある、楽しそう、人との違いが分からなくなってくる、恐怖心はあるが落ち着いた感じ、といった場合は良い意味です。
あなたの魂は磨かれており、それを写す妖怪や鬼達も、邪気が抜かれた存在となっています。
無闇に踏み込んでいかない限り、あなたに悪い影響を与える事はないでしょう。
「百鬼夜行」悪い意味での解釈
「百鬼夜行」に接した時、心の底からの恐怖、それぞれの妖怪が見ていられないほど醜い、憎しみや怒りを振りまいている、しばしば遭遇する、といった場合は悪い意味です。
あなたの魂の濁りが、妖怪達を徒に引き寄せています。
そして、その姿はあなたが見たくない自分を反映しています。
このような時は、日々を丁寧に生きましょう。
自分を傷付けるようなストレスの多い仕事は整理し、自分を労り、魂を磨いていく事で、妖怪の見え方も少しずつ変わっていくでしょう。
まとめ
「百鬼夜行」は、平安時代から室町時代頃に説話などに語られた存在で、自分や他人をどう感じているかが反映されます。
良い意味としては、あなたの魂が磨かれ、妖怪達も邪気が抜かれた状態です。
悪い意味としては、あなたの魂の濁りが妖怪を引き寄せ、妖怪の姿は見たくない自分を反映しています。
このような時は、自分を労り、魂を磨いていく事で、改善されるでしょう。
