悲しい事ですが、世の中には人を騙して財物を奪い取る人がいます。
非常に言葉巧みで、「自分は大丈夫」と思っていると、足をすくわれます。
そんな詐欺に遭ってしまった時、スピリチュアル的にはどんな意味があるのでしょう。
ここでは、「詐欺に合う時」のスピリチュアルな意味や、向き合い方について、詳しく解説していきます。
「詐欺に合う時」のスピリチュアルでの象徴や意味
詐欺は、コミュニケーションが成立する世界で、必然として起きる犯罪です。
有史以前から手口は練り込まれた続けており、世界一の詐欺師が本気で騙そうとすれば、誰も防げないでしょう。
ですが、詐欺師は大きなリスクを嫌います。
狙うのは、隙のある人です。
欲望や恐怖、困惑といった、何かを引き寄せたい、縋りたいという気持ちの流れに乗り込んで、するりと近付いてきます。
彼らの提案は、多くの場合、道から外れたものが含まれます。
彼らは強要しません。
あなたをそそのかして、自ら踏み外していくように誘導するのです。
「詐欺に合う時」のスピリチュアルメッセージ
詐欺師と遭遇した前後の感情や周囲の反応にメッセージは顕れます。
あなたがすっかり騙され、「これは詐欺ではない」と思っていても、客観的に見ると詐欺という事は、しばしばあります。
「詐欺に合う時」のスピリチュアル的な解釈
「詐欺に合う時」のスピリチュアル的な解釈は次の通りです。
「詐欺に合う時」いい意味での解釈
詐欺に遭った際、小さな被害、深い反省、また引っかかるかも知れないという不安、周囲からの言葉に耳を傾ける、大きな学びを得て視野が広がった感じなどがあれば良い意味です。
詐欺はあなたの魂の試練として顕れたものです。
あなたは自分の判断が、誰かによってコントロールされやすい事を、深く学んでいます。
そして、その学びに安住せず、警戒を怠っていません。
今回の事で、あなたの魂は、よく磨かれています。
「詐欺に合う時」悪い意味での解釈
詐欺に遭った際、騙されたという自覚が薄い、騙した相手がそこまで嫌な人とは思えない、損失をどこかで取り戻したい、周囲の人が被害者の自分を事情も理解せず責める、といった場合は悪い意味です。
あなたは詐欺の網から逃れられていません。
学びがなく、欲望が更に肥大しています。
このような時は、慌てて損失を取り戻そうと動かず、まず自分や周囲を見つめ直しましょう。
詐欺師は、あなたをそそのかし、あなたに行動させます。
自分で決断した事は、間違っていても正しいと考えてしまう、「認知的不協和」という心理作用があります。
そのようなバイアスを理解しながら、客観的な視点を持つ事で、少しずつ詐欺師の網から逃れられるのです。
まとめ
詐欺は、欲望や恐怖などの心の隙に、詐欺師が入り込んでいる状態です。
良い意味としては、詐欺に遭ったという失敗が、魂の修行となっています。
悪い意味としては、詐欺に遭った事を、きちんと受け容れられていません。
このような時は、慌てて損失を取り戻そうとせず、自分や周囲に視線を向ける事で、詐欺師の網から抜け出せるでしょう。
